トップレベルドメインを社名や商品名に入れてWeb上で商品や役務の販売や提供に関する情報を提供し,注文を受けるということが行われています。そのため,全体として商標登録をしておきたいと思うこともあるでしょう。
この場合,その商品や役務に付されたドメイン名はその商品や役務の出所を識別する機能を有し,商標として使用されているということになります。多くの場合,顧客は,トップドメイン部分ではなく,それ以前のドメイン名を見て,提供される商品や役務の出所を確認することになりますので,標章の要部は,トップドメイン以前のドメイン名部分ということになります。 そのため,トップドメイン以前のドメイン部分が他社が登録している商標である場合には,既に登録される商標と類似する商標に該当する可能性が高く,登録申請をしても登録されないことになるので,注意が必要です。